Netflix版『サンドマン』キャスト発表とシン・ウルトラマン予告とレヴィ・ストロース

ご無沙汰しております。

前回更新時に一気買いをしていた『解体屋ゲンさん』1〜50巻分はまだ読み終わっていません。それぞれのエピソードは手軽にさくさく読めるのですが、なにしろエピソード数自体が多い為、力尽きるまで読み進めすぎて疲れ果て燃え尽きてしまう問題が発生したりしていたのでした。懲りたので最近は抑えめにぽちぽちと5〜6話ずつくらいつまみ読みするスタイルに変更。作者の側の手間を思えば、そんな簡単に読み切ってしまうのも申し訳ない…んですが、さくさく読めてしまう恐ろしさ。

そんな爆破解体業者さん漫画(ただし、今読んでいる辺りはリーマンショックからの不景気のあおりをくって爆破解体現場自体が少ない時期である模様)でいっぱいいっぱいになっている間に、とうとうやってきました、Netflixのドラマ版サンドマン情報!

キャスト発表でございます。 

www.hollywoodreporter.com

今回はシリーズ1、11話予定とのことですが、同時にシリーズ続行が発表されたオーディオ版のように続くことになれば、本当に長いお付き合いになる…なってくれると良い7名の皆様でございます。今後ともよろしく…。

ドリーム/サンドマン役のトム・スターリッジが原作のイメージに近い骨っぽい雰囲気のビジュアルでとりあえず安心しています。『メアリーの総て』のバイロン役が目の下にクマのある陰鬱な雰囲気で大分なインパクトの開演だったという噂。確かに怪物っぽくて良いんじゃないでしょうか。それこそ夢に出てきそうなヤバい感じ期待しております。悪夢の王とも名乗るドリーム、配下である夢の中にも凶悪なタイプもいたりして、なかなかおどろおどろしいところありますので。その一方で意外と繊細なところもあって、まだキャストが明らかになっていない姉のデスとのやりとりも今から超期待です。

natalie.mu

 

当初予定では原作コミックの方の読み直しの感想もこのブログで書いていく筈だったのです、実は。しかしこの新型コロナウィルスと非常事態宣言とリモートワークができる環境の家族により設置された機材の向こう側にシリーズの何冊かが埋もれたまま取り出すことができず茫然とする羽目に陥っているのでした。いっそKindleで買ってしまった方が良いのでは…。しかし一冊でも今、刊行されている30周年版の装丁で買ってしまったら、全冊揃えたくなってしまいそうで恐ろしい。手持ちの紙の単行本は買った時期も場所もバラバラで装丁が揃っておらず、本棚に並べても統一感が無く、割と困ってはいるのでその一歩は踏み出したくはない。正直綺麗に並べたいこの気持ちが走り出してしまう。というか、どの時期の装丁か選ばせて欲しい。以前のカバーアートの方が好きなこともあるのに、ダウングレードを許してもらえないなんて辛い。というか、 

Dust Covers: The Collected Sandman Covers (The Sandman) (English Edition)

Dust Covers: The Collected Sandman Covers (The Sandman) (English Edition)

 

 …Amazonで検索して出てきたカバーアート集のDUST COVERSも、手持ちのやつとなんか違う見た目なんですが…本当にほいほい装丁が変わるのでびっくりします。なんとかして欲しい。(どうにもならない)

こちらが以前購入したDUST COVERS。映画のビジュアルにDave Mckeanっぽさはどのくらい反映されているのかふんわりと期待しつつ。

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そんな風にドタバタしていたら、即、シン・ウルトラマンの予告が来たわけです。

 レヴィ=ストロースの関連の本を去年の年末にそこそこ買い漁ったところなので『野生の思考』に気が付いてずっこけました。TSUBURAYA GALAXYで中沢新一氏が野生の思考とか贈与とかの用語を使った連載をしていて「何故?」とは思ったけど、これの前フリだったんでしょうか?シン・ゴジラでの宮沢賢治の『春と修羅』は詩なので、あくまでイメージの流用な印象でしたが、レヴィ=ストロースはそれこそ思考の人なので、ある程度具体的な考え方の道筋などを拾ってもらえると自分などはグッと来るわけですが…。そんなところは放っておいて、ブルトンを投入して大混乱させて結局あれはなんだったんだ、みたいな展開もそれはそれでアリだと思います。ブルトンバタイユレヴィ=ストロース